AdSense向けads.txtの作成と設置方法を解説

ads.txt ファイルはブログや Web サイトでオンライン広告を設置している場合に使用されるものです。不正な広告が掲載されるのを防止する目的で使用され、 AdSense を掲載しているサイトでも設置が推奨されています。この記事では AdSense 向けに ads.txt ファイルの作成方法および配置方法について解説します。

※ AdSense の基本操作については「AdSenseを使った広告の作成や収益の確認などの基本操作を初心者の方向けに徹底解説」を参照されてください。

(2021 年 05 月 21 日公開 / 2021 年 05 月 21 日更新)

ads.txtとは

ads.txt (アズテキストと呼びます)は自分が運営しているサイトで広告掲載を許可している広告ネットワークの情報を掲載するものです。 ads.txt は必須なものではありませんが、 Google 社も設置を推奨しています。

ads.txt について詳しくは下記のヘルプを参照されてください。

Ads.txt に関するガイド - AdSense ヘルプ

ads.txtとは(1)

ads.txt を設置する目的は不正な広告枠の販売を防止するためのものです。簡単に言うと自分の運営しているサイトを装った別のサイトによって本来自分のサイトに掲載されるべき広告が奪われてしまうことを防止します。

自分のサイトに設置した ads.txt に現在自分のサイトで許可している広告ネットワークや運営者 ID を列挙することで、広告主は広告を出稿しようとしているサイトで本当に広告枠が販売されているのかを確認することができます。

ads.txtを作成する

ads.txt はテキストファイルです。自分のサイトで認定している広告の販売者情報を 1 行毎に記述していきます。記述する内容は 4 つの項目に関して記述しますが、間違えると広告配信が行われないこともありますので、広告の販売業者が提示した内容通りに正確に記述されてください。

AdSense を利用している場合で、ご自身でアカウントを管理されている(他の業者に管理を委託していない)場合は次のように記述します。

google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0

「pub-0000000000000000」の部分はご自身の AdSense アカウントのサイト運営者 ID に置き換えて下さい。(ご自身のサイト運営者 ID を確認する方法はこのページの最後でご紹介します)。

テキストエディタを使って先ほどの 1 行を記述してください。そして作成したファイルのファイル名を "ads.txt" として保存すれば ads.txt の作成は完了です。

ads.txtを設置する

作成した ads.txt は自分の運営しているサイトのルートドメインに設置します。例えば自分のサイトのドメインが example.com だった場合には https://example.com/ads.txt でアクセスできる場所に設置します。

https://example.com/ads.txt

サブドメインを使用してサイトを公開している場合でも ads.txt はルートドメインに設置する必要があることに注意して下さい。例えば https://www.example.com/ のように www 付きの URL でサイトを公開している場合も ads.txt はルートドメインである https://example.com/ads.txt に設置が必要です。

ただしサブドメイン付きの URL でサイトを運営していて https://example.com/ads.txt から https://www.example.com/ads.txt へリダイレクトを設定している場合は https://www.example.com/ads.txt でアクセスできる場所に ads.txt を設置しても構いません。

www.example.com や blog.example.com などのサブドメイン形式の URL で運営している場合でも ads.txt を設置するのはルートドメインに設置した ads.txt だけですが、サブドメイン毎に運営者 ID が異なる場合は別です。このケースについてはこのあと解説します。

サブドメインのサイトで運営者IDが異なる場合

ルートドメインで使用しているサイトとサブドメインで使用しているサイトを別の運営者が運営している場合、サイトで掲載している AdSense の運営者 ID も異なることになります。この場合はサブドメイン毎に ads.txt が必要となります。

例えばサブドメインが blog.example.com だった場合、サブドメイン用の ads.txt ファイルを作成して https://blog.example.com/ads.txt でアクセスできる場所に設置してください。

google.com, pub-0000000000000002, DIRECT, f08c47fec0942fa0

そして元々作成してあるルートドメインの ads.txt に subdomain=blog.example.com という記述を追加します。

google.com, pub-0000000000000001, DIRECT, f08c47fec0942fa0 subdomain=blog.example.com

単にサブドメインで ads.txt を作成するだけでは駄目で、ルートドメインに設置された ads.txt にサブドメインに関する記述を追加する必要がある点に注意してください。

サブドメイン毎に運営者が異なるケースというのは、独自ドメインではなくブログサービスなどで用意されたドメインのサブドメインを使ってサイトを公開している場合に該当するのですが、サブドメイン側で ads.txt を用意するだけでは駄目でルートドメイン側で設定を追加してもらう必要があり、この部分はブログサービスの運営者でなければ行えません。その為、ブログサービスを利用している場合でサブドメインを使用されている場合は一度利用されているブログサービスにご相談されてみることをおすすめします。

AdSenseの運営者IDを確認する

ads.txt に記述する AdSense の運営者 ID は、 AdSense の広告コードにも記述されているのですが、 AdSense の管理画面でも確認することができます。 AdSense の管理画面を表示してください。

AdSenseの運営者IDを確認する(1)

画面左側に表示されているメニュー一覧の中の「アカウント」をクリックしてください。

AdSenseの運営者IDを確認する(2)

アカウント情報の画面が表示されます。

AdSenseの運営者IDを確認する(3)

「パブリッシャー ID」の右側に表示されている pub-xxxxxxx の形式のコードが AdSense の運営者 ID です。

AdSenseの運営者IDを確認する(4)

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AdSense 向けに ads.txt ファイルの作成方法および配置方法について解説しました。

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( Written by Tatsuo Ikura )

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著者 / TATSUO IKURA

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