Apacheの設定ファイル(httpd.conf)を編集する

Apache の設定ファイルである httpd.conf ファイルを編集する方法について解説します。設定ファイルは XAMPP コントロールパネルから編集画面を表示することができます。 Apache の基本的な設定項目についても簡単に解説します。

(Last modified: 2023年02月04日)

Apacheの設定ファイルの場所と編集方法

Apache の設定ファイルである httpd.conf ファイルは、 XAMPP をインストールしたディレクトリの下にある apache\conf\httpd.conf にあります。

直接ファイルをテキストエディタで開いてもいいのですが、 XAMPP コントールパネルから開くこともできます。 XAMPP コントールパネルの Apache の行にある Config をクリックしてください。

Apache に関する設定ファイルがいくつか表示されるので、その中から Apache(httpd.conf) をクリックします。

httpd.conf ファイルがメモ帳で開きます。(デフォルトのエディタはメモ帳ですが、変更して任意のテキストエディタで開くようにすることができます)。

このあとで httpd.conf ファイルの設定について簡単に解説します。設定を変更したら保存した上で Apache を再起動してください。新しい設定が反映されます。

Apacheの設定項目

それではここからは Apache の設定についていくつかご紹介します。

ServerRoot

ServerRoot ディレクティブは相対パスの起点となる Apache がインストールされているディレクトリを指定します。

インストールしたディレクトリに合わせて自動的に設定されています。 httpd.conf ファイルの中で相対パスを使って位置を指定している場合、ここで指定したディレクトリからの相対パスとなります。

Listen

Listen ディレクティブは Apache が外部からリクエストを受け付けるポート番号を指定します。

Web サーバはポート番号 80 番を使用するのが一般的です。もし Apache の他にも Web サーバを起動している場合で既に 80 番ポートを使用している場合は、 8080 など違うポート番号を設定して下さい。

ServerName

ServerName ディレクティブは Apache サーバが自分自身のホスト名を示す時に使われる名前を指定します。

書式は「ホスト名:ポート番号」ですがポート番号は省略も可能です。現在はローカル環境で起動しているのでホスト名は localhost となります。一般に公開しているサーバの場合は ServerName www.example.jp:80 のように記述します。

DocumentRoot

DocumentRoot ディレクティブは Web サーバとして公開するコンテンツを設置しておくルートディレクトリを指定します。

ディレクトリは絶対パス、又は「ServerRoot」からの相対パスで指定します。最後にスラッシュ(/)は記述しないで下さい。絶対パスで記載されていますので Apache で公開するコンテンツは D:\xampp\htdocs に設置します。

配置されたファイルとクライアントからのリクエストの関係は次のようになります。

(例1)
ブラウザからのリクエストURL
http://localhost/index.html

クライアントへ返される実際のファイル
D:\xampp\htdocs\index.html


(例2)
ブラウザからのリクエストURL
http://localhost/sub/hello.html

クライアントへ返される実際のファイル
D:\xampp\htdocs\sub\hello.html

コンテンツの配置については次のページで詳しく確認します。

いくつかの設置項目について簡単に解説しました。他にもアクセス制限や認証など設定項目は数多くあります。 Apache の設定に関する詳しい解説は「Apache入門」を参照されてください。

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Apache の設定ファイルである httpd.conf ファイルを編集する方法について解説しました。

著者 / TATSUO IKURA

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